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アリス・クリードの失踪

アリス・クリードの失踪 6/20 12:20 ヒューマントラストシネマ有楽町シアター2 ★★★
「The Disappearance Of Alice Creed」09 英 ロングライド

原題を訳す際に消失や消滅だと、随分と深い意味合いに受け取れない事もないないので、そちらを採用するのなら分かります。ただ、これには失踪の意味も含まれているので間違いとまでは言えませんが、それこそ邦題では直す必要があったのではないのでしょうか。

確かに失踪とは行方をくらます事、行方がしれない事とありますが、誘拐されるとなると少しばかりニュアンスが違うと、私は感じました。

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 6/16 13:40 シネマート新宿スクリーン1 ★
「Vincere」 09 伊 エスピーオー

音楽家、画家に続いて政治家までもがブラブラです。しかも題名という短い範囲内で愛を2度も並べるそのセンスはうっとうしいだけです。

こういう邦題が早く消え去ってほしいものです

バビロンの陽光

バビロンの陽光 6/15 12:20 シネスイッチ銀座2 ★★
「ابن بابل‎」
英題「Son Of Babylon」 10 イラク 英 仏 蘭 パレスチナ UAE 埃 トランスフォーマー

原題と英題の意味が同じなのに、邦題になると変えられてしまう毎度のパターンですが、ここでは本当に趣味の悪いダジャレかと思いました。そうでなければ誤訳としか言い様がありません。

確かにバビロンに復元されたイシュタル門の上に輝く太陽のシーンは大変に象徴的ではありますが、それよりも劇中で祖母に拠って語られる、旧約聖書 創世記 第22章にあるイサクの犠牲が題名に取り上げている事を尊重するべきです。

イスラム教に於ける旧約聖書の位置付けは、改竄に基づく誤りを含みつつも神の言葉を伝えた啓典であると考えられ、イブラヒム(アブラハム)という同じ名前の息子を探す敬虔な信者である彼女にとっては、日本人が考える現代イラクの陰と陽等という現実よりも重要な事柄でしょう。しかも陽光を見るのは孫であって祖母ではないのです。もちろんこれを祖母の話と見るのか孫のそれと考えるのかで変わって来るとは思いますが、受け継がれる話してとして製作者は想いを込めたのでしょう。

ところがです、ではバビロンとは何なのでしょうか。それが紀元前600年代の新バビロニア王国を指すとすると、主人公達クルド人との係わり合いもなさそうですし、ただ古の文明としての意味合いなのでしょうか。そうするとここで言う息子とは空中庭園を見たがった、新たな時代を作り上げていく孫の世代を示しているのかもしれません。

アジャストメント

アジャストメント 6/13 13:40 新宿ミラノ3 ★★★
「The Adjustment Bureau」 11 米 東宝東和

Theを取る感覚で後ろも省いてしまった印象を受けます。ただの調整と調整局という組織とでは意味もニュアンスも変わってしまいますが、内容が伝わらない訳ではないしスッキリとした邦題になっていますから、よしとしましょう。


ここからは本来映画と関係のない話ですが、この作品の原案は敬愛するP.K.ディックのSF短編小説です。

「悪夢機械」 87 浅倉久志 訳 所収「調整班」「Adjustment Team」 新潮文庫
「アジャストメント」 11 浅倉久志 訳 大森望 編 ハヤカワ文庫 再所収

「ブレードランナー」の公開までカルト的な人気のSF作家に過ぎなかったのですが、その後の映画界に与えた影響は多大です。原作の映画化だけでも数多くが世に送り出されました。

「ブレードランナー」 82 長編『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画化
「トータル・リコール」 90 短編『追憶売ります』の映画化
「バルジョーでいこう!」 92 純文学『戦争が終わり、世界の終わりが始まった』の映画化
「スクリーマーズ」 95 短編『変種第二号』の映画化
「クローン」 01 短編『にせもの』の映画化
「マイノリティ・リポート」 02 短編『少数報告』の映画化
「ペイチェック 消された記憶」 03 短編『報酬』の映画化
「スキャナー・ダークリー」 06 長編『暗闇のスキャナー』の映画化
「NEXT -ネクスト-」 07 短編『ゴールデンマン』の映画化

個人的にはよりディック色の強い作品だと思うのが、「スクリーマーズ」と「クローン」です。

impostor.jpg

クローンと言えばマイケル・キートン主演作「クローンズ」なんてものもありました。主人公が仕事と家庭に忙しく時間がないため、自分をコピーする機械でクローンを作るとそのクローンもクローンを作ったりと、M・キートンだらけになってしまう可笑しな映画でした。この2つの作品の共通点は共に原題がクローンではない事です。

「クローン」 01 米
「IMPOSTOR」

「クローンズ」 96 米 
「MULTIPLICITY」

これを機会に日本に於けるディック人気が再燃して、創元さんの旧サンリオをも含む全長編の刊行が実現する事を願っています。

ただ、いつもどんなに脚色されても「原作」としていたのに、何故今回に限って「原案」なのでしょうか。

マーラー 君に捧げるアダージョ

マーラー 君に捧げるアダージョ 6/9 13:50 ユーロスペース1 ★
「Mahler Auf Der Couch」 10 独 墺 セテラ・インターナショナル

音楽家や画家の伝記ものと来るとどういう訳か、例外なくみんな汚らしく副題をブラブラと下げています。何故なのでしょうか。

そういう作品だと本人の名前のみの原題が多く、ブラ下げていないと不安なのでしょうか。今回はそうでないケースなのに、やっぱり勝手に付け変えてしまっています。

妻の浮気に悩む主人公は、フロイトのセラピーを受けるのですから「寝椅子の上のマーラー」とは、描かれているこの時期のマーラーに一番ピッタリとしている題名なのに、勿体ない事です。
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三鷹 BAR CINECITTA`

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Author:bar cinecitta


           
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